CBDコーヒーとは?リラックス効果、相性、のめるカフェなどを解説

欧米を中心に美容液やオイルとして高い人気を誇っているCBD。生産国の一つアメリカでは食品としても普及し始めており、CBDグミ、CBDクッキーなど食べやすいアイテムとしても嗜好されています。最近では日本でもSNSを中心にCBD商品を目にするようになりましたね。

そのCBDをコーヒーに配合したCBDコーヒーをご存知でしょうか?近年日本でも注目され始めており、都内では通常のコーヒーに並んでCBDコーヒーも楽しめるカフェまでオープンしているほど。ネットに目を向ければ通販でも普通に購入することができ、オイルに比べると意外にも低価格で購入することが可能です。

一方でCBDの原料は大麻草。そのイメージから中々手を出しづらいという声もありますし、加えて「麻」と「コーヒー」ってそもそも飲み物として合うのか?という疑問も出てくると思います。

本稿では、そんなCBDコーヒーについて0から解説していこうと思います。

CBDとは?

さてそんなCBDコーヒーですが、そのメリットや効能について語るにはCBDを知っておく必要があります。既にこの記事を読んでいる方はご存じだと思いますが、改めてCBDについて簡単に紹介しておきましょう。

CBDとはカンナビジオールの略称で、英語表記Cannnabidiolの頭文字を取って名付けられた言葉です。

カンナビジオールは、大麻草から抽出される成分(化学物質)の一つ。大麻草からは実に100を超える成分を抽出することが出来ますが、その内の40%はこのカンナビジオールが占めるとされています。

CBDには様々な効能があり、

  • リラックス効果(不安や心配を和らげる)
  • 不眠の改善
  • ストレスの緩和
  • 高血圧の改善
  • やる気を起こさせる効果

などが代表的なものとして挙げられています。その他肌荒れなど美容における効果も注目されており、近年化粧品として注目されているのも頷けますね。

▲楽天で「CBDオイル」と検索すると膨大な商品が出てきます。

同じく大麻草から抽出される成分として有名なのがTHC(テトラヒドロカンナビノール)。後述しますが、こちらはいわゆる「ハイになる」効能、依存性があり、実際に日本国内の法律でも規制対象となっています。

CBDの違法性は?

大麻草と聞くと、時折芸能人が大麻所持や使用で逮捕されていること、人体に与える依存性に代表される悪影響などが知られていることなどから「いけないもの」という印象が強いかも知れません。しかし結論から言えば、CBDは違法ではありません。

日本における大麻草の規制は主に大麻取締法をベースに行われています。この大麻取締法では、実は全ての大麻草が違法とされている訳ではないのです。

大麻取締法 第一条によると、規制対象となっているのは花・葉・根っこの部分・未成熟の茎などの部位。一方対象外となっているのは種子や成熟した茎といった部位になります(茎が成熟してもそこから流れた「樹脂」は規制対象)。一般的に有害とされているTHCは葉や花から採取されるため「規制対象」という扱いになります。逆にCBDは種子などから採取されるため「規制対象外」、つまり合法ということになるのです。

CBDコーヒーの味は?

そんなCBDコーヒーですが、兎にも角にも味が気になりますよね。コーヒーに違った成分を配合しているので、当然通常のコーヒーとは少し異なる風味となっています。

「おいしい」「不味い」は人それぞれとして、よく聞かれるのが「普通のコーヒーよりもマイルドで飲みやすい」という感想。前述した通りCBDにはリラックス効果があるため、カフェインが持つ「目が覚める感じ」やガツンと来る苦味、コクなどは控え目です。

CBDとコーヒーの相性は?

さて、ここで一つの疑問が生まれます。

「覚醒効果のあるコーヒーと、リラックス効果のあるCBD。混ぜていいのか?」
実際にはCBDがカフェインの覚醒効果を削ぐという研究も出ています。せっかくカフェインで目を覚ましたいのに、あのカフェインが良いのに・・・という方には物足りないように思われるかも知れません。

しかしCBDはただカフェインを打ち消すだけではなく、カフェインとの相乗効果もあると言われています。例えば、カフェインには血管を収縮させる効能や胃液の分泌を促進させる作用がありますが、一方のCBDには抗炎症作用や神経を保護する効能があります。つまりこれら2つの成分を同時に摂取することで、コーヒーを飲んだ時に生じるネガティブな作用を緩和することが出来るのです。

ちなみにCBDコーヒーと似たようなところで「カフェインレスコーヒー」がありますが、こちらはコーヒーとして生成した後にカフェインを除去する工程があるので、コーヒーの持つコクや旨味まで一緒に除かれてしまうことが多々あります。

CBDコーヒーはカフェイン、と言うかコーヒーから何かを除去している訳ではないので、本来のコクや旨味はそのまま、覚醒効果を緩和してくれるコーヒーという意味で、カフェインレスよりも本来のコーヒーに近い味を楽しむことが出来ます(もちろん、上記いずれも個人差や量や温度による違いは加味しなければなりません)。

CBDコーヒーはどんな人におすすめ?

CBDコーヒーはこんな方にオススメ出来ます。

  • 初めてCBDを試してみたい
  • オイルよりもっと手軽にCBDを取り入れたい
  • CBDを取りたいけどリラックスし過ぎる時がある
  • コーヒー好きだけど眠れなくなるし、かといってカフェインレスは物足りない、美味しくない

なぜCBD初心者にオススメなのか、オイルより良いのかについては後述します。

日本人は世界的にもコーヒー消費量の多い国で、農林水産省によると国民1人当たり11.25杯/週も飲まれています(2020年)。それだけ多くの人に馴染み深い飲み物ということで、実は日本人にとって最も入りやすいCBDアイテムと言えるかも知れません。

CBDコーヒーの作り方は?

工場でコーヒー豆に直接配合する方法もありますが、最も一般的なCBDコーヒーの作り方は「コーヒーに直接CBDオイルをドロップする」方法です。

とは言ってもコーヒーを含めた味の好みがありますし、適量が分かりづらかったりすることもあるので、初挑戦の方がいきなり自分で作ることはあまりオススメできません。

またそもそもCBDは高温の環境下では分解されてしまう上、CBD「オイル」である以上身体に吸収されにくいという点も指摘されています。

それでも製造段階からコーヒー豆に配合するよりは遥かに簡単です。現に最近では都内を中心にCBDコーヒーを気軽に楽しめるカフェまで登場しており、扱う店舗も徐々に増えています。

CBDの本場アメリカでのCBDコーヒーは?

日本でも徐々に浸透しているCBDコーヒーですが、CBD生産国であるアメリカはどうでしょうか?

生産国だけに普及度も凄まじく、アメリカでは年齢を問わず様々な用途で使われています。元々医療用大麻が浸透していたことも手伝ってか、身体の治癒やメンタルヘルスへの対処にまで活用されており、日本とは比較にならない程CBDが日常的になっているようです。

日本ではCBDと言えばオイルや化粧品が人気ですが、CBDコーヒー関してはあまり知名度も高くありません。一方アメリカではCBDを摂取する方法の一つとしてコーヒーは人気です。

例えばニューヨーク。「一つの角につき一店舗スタバがある」と言われるほどの言わずと知れたコーヒー激戦区ですが、CBDコーヒーを提供するカフェも多数出店されています。

例えばブルックリンのCBDカフェPlantedでは、CBDコーヒーやCBDパウダーといったアイテムの他に、なんと本物の植物まで販売しています。

▲Planted店内(参照:https://www.plantedcommunitycafe.com/よりキャプチャ)

日本人としてはカフェで何故植物?となりますが、アメリカのCBD文化が日本と異なる大きな部分として、CBDがオーガニックやヴィーガンといった「健康志向の強い人々」から強く支持され、またそういった考え方と強く結びついていることが挙げられます。もちろん全てのCBDカフェがこうではないものの、いかにCBDが生活に浸透しているかを示す好例と言えますね。

CBDコーヒーを飲む方法は?

とはいえアメリカでも日本も、2022年現在でCBDコーヒーを飲む方法は基本的に変わりません。冒頭でお話しした通り実店舗でもオンラインでも普及が進んでいます

① CBDコーヒーを扱っているカフェに行く

一番簡単なのはCBDコーヒーを提供するカフェに行くこと。都内を中心に、実際にCBDが配合されたコーヒーを飲むことが出来ます。いくつか紹介していきましょう。

CBD(coffee)駒場東大前店

▲店舗外観(参照:https://maryjponline.myshopify.com/pages/locationより)

駒場東大前駅からすぐの場所にある、テイクアウト専門のカフェ。ECもあり、CBDコーヒーだけでなくオイルやバームなどCBDアイテムを幅広く扱っています。

適切なCBDの摂取量は体重や体質によって変わります。店舗ではCBDに詳しいスタッフさんがヒヤリングしてCBDをコーヒーに配合、その人に合わせた美味しい一杯を提供してくれるそうです。コーヒー以外にもスムージーやジュースなどのドリンクで提供していただけるので、コーヒーが苦手な方でもCBDアイテムを気軽に楽しめるお店となっています。CBD初心者に良いかも知れませんね。

なお、実店舗は駒場駅前店の他に麻布十番にもあります。

CHILLAXY CBD SHOP & CAFE

▲公式HP(参照:https://www.chillaxy.jp/より)

横浜市伊勢佐木町駅近くに構えるカフェ。こちらもECサイトを運営、コーヒーに限らずオイルや電子タバコのカートリッジ、更には大麻草をテーマにしたと思われるアパレルまで販売しており、CBDにおける幅広い領域をカバーしていることが伺えます。SNSでのキャンペーンも積極的に行なっていますので、お店の口コミや情報は簡単に得られそうですね。

VapeStand Smoker’s Cafe

▲公式インスタグラム(参照:https://www.instagram.com/p/CEBEqZjlcGS/?hl=jaより)

JR秋葉原駅から徒歩1分。国産CBDブランドとして著名なHARBS CBDを使用したCBDコーヒーを楽しむことが出来ます。紙タバコの喫煙がOKとなっていることもあり、通常のカフェ利用としても人気のお店です。

CBDオイルも販売しており、アキバらしくアニメのパッケージのアイテムも並んでいるようです。個性的なCBDカフェですね。

② 通販でオイルを購入し、コーヒーに入れて飲む

CBDの適切な摂取には体重や好みなども加味されるので、初めてCBDコーヒーを飲むなら店舗で相談しながら試してみるのがオススメです。しかし現状CBDコーヒーを提供するカフェは首都圏に集まっており、近くにあっても「密を避けたい」という意味で実店舗へ行くことに気が引けてしまうかも知れません。

そんな方は通販でオイルを購入し、別途入手したコーヒーへ垂らして自分で飲んでみるのも良いでしょう。楽天、アマゾン、ヤフーショッピングなどメジャーなECモールでも沢山販売されていますし、先ほど紹介したカフェでもEC展開しているお店はあります。有名店であれば口コミも多いため安心して購入することも出来るでしょう。

一方で懸念点としては、やはり適量が自分では分からず、CBD初心者にはややハードルが高いことが挙げられます。またオイルをドロップする方法の場合、オイルがコーヒーの表面に浮いたり、アイスの場合はCBD自体が乳化してしまう可能性もあります。加えて、実はCBDには高温下では分解されてしまうという性質があり、熱々のコーヒーにドロップすると効果が下がるとも言われています。

さらに費用的な意味で言えば、オイル単体でも1000mlも入っていれば10,000円以上することも珍しくはありません。色々買って自分に合うものを見つけよう・・・とはやりにくい価格帯でもあります。

③ 通販でCBDコーヒーを購入する

そこでオススメしたいのが、オイルではなく既にCBDコーヒーとしてパッケージ化されている商品をネットで購入することです。「自分に合う・合わないが飲むまで分からない」という点はオイルと同じですが、予めCBDを含んだ食品として開発されている以上、味のバランスや含有量は考えられて作られています。

さらに言えば、意外に思われるかも知れませんがCBDコーヒーはCBDオイルより値段が低い傾向にあります。もちろん一般的なコーヒー豆に比べるとかなり高額にはなりますが、CBDの純粋な「含有量」で言えばオイル単体よりも大分割安なのです。

ブラジル産の高品質な豆×高い安全性のCBD「Leaf CBDコーヒー」

CBDコーヒー「Leaf」は、ブラジル・サントス産のコーヒー豆にアメリカ産のCBDを配合した初めてCBDを摂る方にもオススメのCBD食品です。

ブラジル産コーヒーは生産量世界一であると同時に、「コーヒーがわからなければとりあえずブラジル産を飲め」と言われるほど、苦味・コク・甘みといった味のバランスが整ったクセの少ない豆。コーヒー初心者に最適な豆と言われています。「Leaf CBDコーヒー」ではこのサントス産コーヒー豆を備長炭でじっくり焙煎し、香りを更にかき立てることに成功しました。

CBDはアメリカ産を使用しており、原料の輸入時に第三者機関で、CBD抽出後に国内の薬科大学で成分の分析を実施しており、THCフリーであることを二重に確認しています。

オイルをドロップすると油が浮く現象に言及しましたが、「Leaf」では製造時に豆へ直接CBDを配合させる独自の方法を採用しているため、余計な油分を飲まなくてすみます。また、本コーヒーは焙煎後の冷却段階でCBDを配合させており、高温下で成分が分解されることもないのです。

たっぷり200gの中に1000mgものCBDが配合されており、CBDオイルに比べればコストパフォーマンスも抜群です。純度の高い「Leaf CBDコーヒー」で手軽にCBDを楽しんでみてはいかがでしょうか?

CBDコーヒーを気軽に試してみよう

以上、CBDコーヒーの効果、味、飲み方や店舗について紹介してきました。なんとなく「オシャレで意識高い系の人が飲むイメージ」のCBDですが、アメリカの例を見ていただいて分かる通り、実際にはより生活の中で消費することができる身近な成分と言えます。

その中でもCBDコーヒーは他のアイテムより試しやすく、価格帯も控えめ。コーヒーが苦手な方でもリラックス出来る飲みやすさがあります。本記事で興味を持った方は是非一度、買ってみてください。